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生まれた!あとは

赤ちゃんが生まれたら

ハリネズミの赤ちゃんが生まれたら、生後2週間は決して気を抜いてはいけません。
赤ちゃんハリネズミの離乳率は65%となっており、子食いや育児放棄で35%の赤ちゃんが残念ながら命を落としています。
出産が近くなると、母親には落ち着きがなくなり、食欲もなくなります。
この間、食事と水はしっかりと与え、出産時にピーピーと鳴くようであっても、これは自然現象ですから見守って上げましょう。
母親は2~3週間くらい気が立って神経質になっています。
大きな音を立てる、普段とは違う音を立てる、普段はない臭いをさせることはしないようにしましょう。
12月ともなればそれほど臭いが気になるようなことはありませんが、暖房を使い始めると暖房の音が気になる場合もありますので、気を遣ってあげましょう。
初産であれば特に気性が荒くなりますので、親心から写真撮影をしようとしたり、寝床をのぞいたりするのも止めましょう。
冬注意したいのは寒さです。
赤ちゃんは寒さに弱く、風邪を引きやすいので、ケージの温度は28度前後にしましょう。

食事は高たんぱくなものを選び、品質のいいものと水をたっぷり与えます。
栄養源の中でも動物性たんぱく質とカルシウム、水が不足すると母乳が十分に分泌されず、赤ちゃんが発育できずに子食いが発生する可能性があります。
ペットミルク、ゴートミルクを与えてもかまいません。
母親は出産や育児で体力を消耗しますので、フードは柔らかく、野菜や肉類は細かいものを揚げましょう。
冬は食べ物がそれほど痛まない時期ですが、ケージの中にいつまでも食べ物があると傷んでしまいますので、こまめに取り替えましょう。
ただし、気が立っている母親ハリネズミにとって、飼い主も敵になりますので、むやみやたらと手をケージに入れるのは良くありません。
えさの交換、水遣りはスピード勝負と思いましょう。

しばらくそっとしておこう

掃除は出産後、3~4週間する必要はありません。
母親ハリネズミの食べる量は普段の倍になりますから、排泄物も2倍になります。
ですから飼い主にとっては臭いが非常に気になるところですが、ここはぐっとこらえて、3週間以上経つまで待ちましょう。
産後3週間経たないうちに寝床、床材を交換すると、環境の変化に伴いパニックに陥ります。
すると子どもを加え、ケージの中をうろうろし始め、安全な場所を探そうとします。
しかしその時間も1時間以上になるため、体力がなくなり、子どもも傷つけてしまいます。
そのような事態を避けるためにも、生後3、4週間は掃除をしないようにしましょう。
掃除をするときにも、最初は床材を半分程度変えるくらいにとどめ、古い床材は寝床の下に敷くようにしましょう。
急激な環境の変化によって母親にストレスがたまり、また子どもを加えて歩き回る行動が見られるようになります。
赤ちゃんが寝床から出てしまうようなら、プラスチックのスプーンですくってすぐに母親の元に戻します。
このとき金属性のスプーンは使用してはいけません。
赤ちゃんの体温を下げることになってしまいます。
赤ちゃんは体が小さいので体温が低下しやすく、そうすると母親が育児放棄する可能性が出てきます。
また手ですくった場合、人間の臭いがつき、子食いや育児放棄につながりますので止めましょう。