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ハリネズミに多い病気

感染症に注意

ハリネズミは特にヒゼンダニというダニの一種が寄生することによる感染症にかかりやすいです。
このダニは飼育を始めるときからすでに感染しているケースも多くあります。
体を掻くなどの症状がある場合は早めに獣医に診せましょう。
放置しておきますとかゆみがひどくなり、しきりに体を掻くようになるほか、食欲も落ちてしまうこともあります。
動物病院ではセロテープなどでハリネズミからフケなどを採取し、顕微鏡でダニやその卵がないか検査を行います。
このため、飼育かごにフケが落ちているときはそれを持参すると早く診断をしてもらうことができるのです。
ダニによる感染症の治療は外用薬を滴下したり、薬剤を注射するなどしてダニの駆除を行うのが一般的です。
これらの薬剤はすでにハリネズミに産み付けられているダニの卵には効果がないため、2週間おきに3回から5回程度使用します。
ダニの感染症の予防には、飼育かごや飼育に使っている道具をきれいに洗浄し、床材もすべて新しいものに交換して清潔な飼育環境を整えるようにしましょう。

水虫にかかることも

またハリネズミは人もかかる白癬、いわゆる水虫にも感染しやすいです。
ハリネズミの場合、耳がカサカサと乾燥したり、縁がぎざぎざになる症状が出ます。
白癬かどうか診断するには皮膚培養を行って判断するのです。
治療は抗真菌剤や、薬浴をさせるものなどがあります。
白癬も飼育当初からすでに感染しているケースが多いため、飼育を始めるときはまず検疫や健康診断を行うのが有効です。

腫瘍に気を付けよう

腫瘍もハリネズミがよくかかる病気の一つです。
これには、進行が緩慢で転移しない良性のものと、急速に増殖して転移する悪性のもの=がんがあります。
この病気も人間と同じく、高齢になるほど発症しやすくなります。
平均的な発病年齢は3.5歳くらいです。
腫瘍ができますと体にしこりや腫れが現れたり、体重が減ったり、食欲が減退して元気がなくなるなどの症状が現れます。
ハリネズミに多いがんは乳腺や子宮のがん、リンパ腫などです。
腫瘍の診断方法にはレントゲンや血液検査、超音波による検査、疑いがある患部の組織を取り出して検査をするなどがあります。
治療は腫瘍の種類やできた部位、そして進行の程度によって医師と相談しながら慎重に進めることになります。
手術で患部を摘出したり、抗がん剤を投与する化学療法を行うこともあるのです。
手術ができない場合は、ハリネズミが快適な生活が続けられるようにすることを主眼にした治療を行います。
腫瘍の予防には定期検診による早期発見が効果的です。