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ハリネズミの肥満

深刻化するペットの肥満問題

ここ近年のペットブームの背景にあるのが、「イエネコ」や「イエイヌ」といった室内で飼育することができるペットの種類の増加です。

ペットは今や上下関係を持って飼育をするものというよりも、家族の一員として迎え入れるという考えを持っている人が多くなっています。

そのこと自体は決して悪いことではないのですが、人によってはそれが高じてペットと自分の生活を近くしすぎてしまい、人間も食べるような高カロリー食を与えてしまいがちです。

ちなみに現在イエイヌ、イエネコとして飼育されているペットのうち、いずれも50%以上が肥満状態にあるという調査結果があります。

もともと野生で生活している動物は十分な食糧状況にない中で生き残ってきたこともあり、食品からのエネルギー効率が非常に高いです。

そのためちょっとした食べ過ぎもすぐさま肥満につながってしまうこともよくあります。
特にハリネズミは太りやすい体質をしているので、普段から餌の量に注意して体型に極端な変化が起こっていないかを確かめてあげるようにしましょう。

ハリネズミはもともと体が丸いので、肥満といってもピンとこないかもしれませんが体重が増加しすぎてしまったハリネズミは明らかに大きさが異なって見えます。

言ってみれば危険を感じて丸くなるまでもなく既に丸いという状態で、こうなると本当に体を丸くしようとしてもお腹の肉が邪魔で体を折りたたむことができません。

自力で丸まることができなくなってしまったら、それは重度の肥満状態にあるということをまず飼い主さんはしっかり知っておいてください。

ハリネズミの肥満の原因と予防方法

ハリネズミの肥満を見分けるもう一つの方法が、自分で行う身繕いでの唾液塗りができなくなってしまうということがあります。

ハリネズミは背中の棘をより有効なものにするために、毒素のある唾液を針に塗りつけるという行動をするのですが、肥満状態になりお腹を曲げることができなくなるとそれも滞ってしまいます。

ハリネズミの肥満の最も大きな原因はやはり脂肪分や糖分のとりすぎです。
普段の餌としてハリネズミ用の乾燥フードを使用している人も多いと思いますが、その他におやつとして生き餌や果物などを与えていることもまたよくあります。

そうした栄養価の高い食品も時々はご褒美としてあげるのはよいのですが、毎日のように食べ続けていると見るみるみるうちに太っていってしまいます。

人間で言えば毎日のように霜降りのステーキ肉をお腹いっぱい食べ続けているようなものなので、喜んでいるからよいということではなく、どこかで飼い主さんがストップをかけてあげなければいけません。

病気になりにくい体を作るためには運動が欠かせませんので、食事内容を見直すとともにケージを広くするなど運動しやすい環境を作ってください。