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夏眠・冬眠に入ってしまった時の対処法

自らの生育環境に適さないと判断したハリネズミの行動

ハリネズミを飼っていてびっくりするのが、冬眠や夏眠といった行動です。
原種のハリネズミが生活をしていたサハラ砂漠の周辺地域は非常に寒暖の差が激しく、餌もそれほど豊富にはない環境となっています。

そのため長く生き延びるための知恵としてハリネズミが身につけたのが「冬眠」や「夏眠」という方法です。
冬眠はクマやネズミ類、モグラ類などいくつかの哺乳類の習性になっている行動で、秋の間にたくさんの食べ物を食べて脂肪を蓄積し、春までの長い間をじっと安全な穴の中で過ごします。

「夏眠」は野生のハリネズミではそれほど多く見られる行動ではないのですが、飼育している個体がかなりの暑さにさらされてしまうことにより、動きが極端に鈍くなってしまうことからそのように呼ばれています。

飼育しているハリネズミが行う「冬眠」も野生で行われるものとは少々種類が異なり、穴の中で完全に動かなくなるというよりも動きが鈍くなったり、短期間ずっと眠ったままになるといった行動で現れます。

そのため飼育ハリネズミの冬眠のことを「疑似冬眠」と呼んだりもしますが、「冬眠」「夏眠」どちらもできるだけ起こらないようにした方がペットとしては望ましいと言えます。

ハリネズミの暑さ対策・寒さ対策

急激な温度変化を苦手とするハリネズミなので、夏・冬の本番に入る前に準備を整えておく必要があります。

まず暑さ対策としては、ハリネズミにとっての適温である温度30℃、湿度40%を超えないようにします。
住んでいる地域によって近づけ方は異なると思いますが、高温になりがちな地域であれば24時間エアコンをつけっぱなしにし、除湿機や加湿器で湿度の調整をしていくようにしましょう。

初めてハリネズミを飼育した人の多くが「こんなに電気料がかかると思わなかった」という感想を持つのもこれがあるからで、ある程度光熱費の出費は覚悟をしておく必要があります。

次に寒さ対策ですが、こちらはより厳重な準備が必要になります。
どちらかといえばハリネズミは暑さよりも寒さの方に弱いので、飼育用として一般的なヨツユビハリネズミは冬眠に失敗してそのまま低体温症を起こして死んでしまうことも珍しくありません。

ハリネズミが冬眠に入る目安となるのが気温23℃で、ケージ内の温度がそれ以下になると疑似冬眠をしてしまう確率が高くなります。

ケージは金網式よりもガラスや樹脂製のものが気密性が高く保温がしやすくなるので交換をするというのもよい方法でしょう。

もし夏眠や冬眠に入ってしまったら、できるだけ環境のよいところに体をうつしてあげ、自然に目覚めるのを待ってあげてください。