繁殖

繁殖のポイント

ハリネズミを繁殖させよう

ハリネズミもオスとメスだから繁殖できるということはありません。
繁殖には向き、不向きがあります。
命に関わることもある行為が繁殖ですから、あなたのハリネズミが本当に繁殖に向いているかどうか、しっかり観ていく必要があります。
繁殖できる年齢から見てみると、オスなら6~8ヶ月、メスは2~6ヶ月頃が適齢期になります。
ただし人間にも個人差があるように、ハリネズミにも個人差がありますので、成熟には早い、遅いがあります。
特にメスは、若いうちに妊娠や出産すると、流産や大量出血の可能性が高く、死亡してしまう可能性あります。
さらに育児放棄や子食いの確率も、若いメスほど高くなりますので、繁殖する場合は生後6ヶ月以降がいいでしょう。
繁殖できるようになっても体は小さいですし、体への負担は大きいです。
ですから体の成熟度をしっかり見極めるようにしましょう。
さらにメスの場合、年齢が高くなっても体に大きな負担となりますので、繁殖できるのは3歳までと考えましょう。
ただし、初産は生後1年半までにさせなければ骨盤結合部が融合し、難産になってしまいますので、気をつけましょう。
オスは体力が下がらない限り、特に年齢に問題はありません。

繁殖に向いている時期と注意点

季節的には今が秋で涼しいので、ハリネズミにもストレスがかからないかと思います。
ストレスのかからない環境下で繁殖を試みることが大切です。
というのも、体力が必要になるため、寒い、暑いと病気になりやすく、赤ちゃんも育ちません。
個体としてみる場合、メスは健康的で食欲があり、運動もするほうがいいでしょう。
食べ物の好き嫌いがひどい、偏食がある個体も向いていません。
性格的には人になついており、おおらかな性格がいいでしょう。
健康体といえど、神経質な個体は繁殖には不向きです。
メスは妊娠すると、出産、育児に至る期間、子どもを守るために非常に神経質になります。
ちょっとしたことがストレスになり、育児放棄や子食いになってしまうことも多いのです。
また神経質は子どもにも遺伝してしまいますし、母親がおびえているようであれば、子どもにもその気持ちが伝わってしまい、環境的に非常に悪くなってしまうのです。

近親関係同士の交配も気をつけましょう。

繁殖時期が生後半年からと非常に短いスタートであるにもかかわらず、繁殖できる期間は3歳までとスパンは長いです。
そうすると親子間、兄弟間など、近親関係にある個体同士が交配してしまうことになります。
人間でも同じことが言えますが、あまりにも血縁の近い個体同士の交配は、障害や死に至る遺伝子を持って生まれてくる可能性が非常に高く、さらに内臓疾患、骨格異常などの先天的な異常を持ちやすくなります。
ほかにも命に関わるような病気をしたことがある個体も繁殖には向いていません。
病弱な体質が子どもに遺伝する可能性が高いです。
中でもWHSという神経系の病気は致死率が高く、治療方法もありません。
発症後、18~25ヶ月以内には死亡するとされていますので、注意しましょう。