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ミルク

子供たちの独り立ちまで

赤ちゃんに食事を上げよう

ハリネズミの赤ちゃんは生後3週間頃から他の食事に興味を持つようになります。
このころはまだ母乳で育てますが、大人用フードを食べる量の増加に合わせ、フードの量も増やして上げなければなりません。
離乳食だからと、特別何か用意する必要はありませんが、固いフードは砕く、ペットミルクやゴートミルクを混ぜる、野菜や肉類を細かく刻むなど、赤ちゃんハリネズミが食べやすいような工夫が必要です。
生後6~8週間頃に独り立ちしますので、温度管理をしっかりする必要があります。
独り立ちすると、それまで集団で固まって温まっていたのが、急に寒い環境におかれることになります。
特にこの時期はまだ外気温が寒く、ちょっとした環境の変化で風邪を引いてしまいます。
独り立ちとはいえ、子どもに変わりありませんので、風邪に弱く、命を失うこともあります。

離乳食後は母親ハリネズミにも休息が必要です。
次の妊娠を考えるとしても、最低3ヶ月の休養は必要です。
体力が戻ってきたら回し車などのおもちゃをケージに入れてあげるといいでしょう。
離乳すると子どもたちにとっては世界が広がるきっかけになります。
母親の人慣れがどのくらいか、神経質な性格ではないかということでも変わりますが、人慣れはしておくべきです。
最初は短い時間でふれあい、慣れてきたら時間を延ばしていきましょう。
赤ちゃんを床に置くのはやめ、手のひらに乗せ、人の臭いや声を覚えさせましょう。
ハリネズミの特徴として嗅覚、聴覚に優れているという面があります。
ですから飼い主の声やにおいはすぐに覚えてしまうのです。
このとき注意したいのは、乱暴にしないこと、大声や大きな音を出さないことです。
体温調整も上手にできない時期ですから、この時期はケージから出す前に部屋を十分温め、赤ちゃんが風邪を引かないようにしましょう。

人工保育は?

ハリネズミで考えなければならないのが人工保育です。
母親に万が一のことが有り、命を失ったり育児放棄したりした場合、赤ちゃんを人間の手で助けてあげなければなりません。
もし、誕生間もない赤ちゃんを育てている母親がいるなら、母親の尿の臭いをつけ、寝床に入れてあげましょう。
もしかすると一緒に育ててくれることもあるかもしれません。
人工保育の成功率は低いですが、目の前の小さな命を救うことを最優先にやってみましょう。
注意点は人工保育は生後1日以上、初乳を長期飲んでいることです。
この条件が揃っていれば成功率は高くなります。
初乳を与えられていない赤ちゃんの人工保育は、不可能といっても過言ではありません。
人工保育をするときは犬猫用のペットミルクや、アレルギーが少なく栄養価の高いゴートミルクを与えましょう。
最初は薄く、徐々に濃度を規定値に近づけていきます。
生後3週間まで、ミルクは2~4時間おきに飲みますが、徐々に時間が開いてきます。
温度は人肌に温め、シリンジやスポイトなどを活用しましょう。
飲みたいだけ与えてかまいません。
もしもお腹にミルクが残っているなら、あげすぎや部屋とケージの温度が低いことが考えられます。
ミルクは体が垂直になるように支え、少量ずつあげると誤嚥を防ぐことができます。
誤嚥してしまうと、気管にミルクが入ってしまい、病気の原因となります。