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大使館に侵入して捕まったハリネズミ

ハリネズミが大使館に侵入した事件の概要

2017年4月10日に掲載された在クウェート日本国大使館の公式サイトに「大使館への珍入者あり」という記事がありました。
これは4月に入って、大使館のセキュリティが侵入者がいるという通報があったことから探索をしたところ、そこに丸くなっていたハリネズミがいたということでした。

そこでただちに身柄を確保したのちに職員が取調べを行ったところ、ゆで卵やゆでささみといったものを美味しそうに食べたのだとのことです。
途中で職員が指を噛まれるといったアクシデントもあったようですが、結局特に問題はないということで釈放になり、再びいずこかに消えていった……というふうにまとめています。

Instagramには当時の様子が動画と写真で残っており、現場にまさに珍入してきたということがよく伝わっています。

面白いのが、この事件について外務省IT広報室が公式のTwitterで伝えていたということで、突然のユニークなニュースに一気にリツートで拡散されていきました。
最大で1万6000リツイートを獲得したということなので、いかに世間の関心がこの侵入者に向けられていたかということが分かるでしょう。

中には「武装をしている」といった意見もあり、結局何のためにどうして大使館を訪れたかの謎について話が盛り上がりました。
そのハリネズミについてあとで調査をした「東京ズーネット」では、エチオピアハリネズミもしくはオオハリネズミではなかったか、としています。

ハリネズミの野生種の生息

ニュースを見て多くの人が気になったと思われるのが「ハリネズミを逃していいの?」ということではないでしょうか。
ちなみに在クウェート日本国大使館があるのは「Mishref」という大通りのある場所で、かなりの都会となっています。

もともとハリネズミは西アフリカ~東アフリカに広く分布をしていましたが、現在ではペット用として世界中に輸出されたこともあり、かなり幅広い場所で生息するようになりました。
世界中でハリネズミが野生化していないのは日本と東南アジア地域だけと言われているほどで、ヨーロッパや中央アジア、アメリカなどでは、原産国アフリカ同様に普通に町中で見かけられる動物となっています。

特に草原や森のある地域では多く存在しているということで、私達にしてみると珍しいハリネズミも、現地の人にとっては野良猫が忍び込んだというくらいの認識なのかもしれません。
ところで侵入した品種ではないかと言われているオオハリネズミですが、こちらは日本でペット用にされれている品種よりも一回り体が大きく、エジプト~中央アジアに生息をしていると言います。
顔の可愛さのわりに気性は荒いということなので、無事に逃げられてよかったですね。