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ハリネズミが吐く原因について

ハリネズミが吐く原因

ハリネズミは世界各地に生息をする生物ですが、意外にも環境への適応力はそれほど高くはありません。
ハリネズミの行動適温は24~30℃くらいで、それ以上になる真夏の時期や寒くなる冬の時期には活動をやめて休眠状態になります。

温度の変化が著しい環境では体調を崩しやすく、動きが緩慢になってしまったり、食べたものを吐き出したりといったようなことが起こります。
中でもハリネズミが吐くというのは、与えているエサに何らかの問題があり、それが体の大きなストレスになっていると考えられるでしょう。
食事がうまくいっていないと病気のもとになりやすく、さらに気温の変化やケージ内の不衛生などが重なると重篤な病気の原因になってしまったりします。

もし飼育をし始めて間もない時期から、頻繁にハリネズミが物を吐き出すようなことがあったら、まずはエサの種類を見直し、思い切って全く異なる種類のエサを与えるようにしましょう。
飼育の環境が大きく変化をしたばかりのときは、どうしてもストレスから食いつきが悪くなる傾向があるので、うまく副食を用いて食べやすい食事にしてあげることが大切です。

食べやすいバナナやゆで卵、鶏の砂肝などを細かくペースト状にして与えると、吐き下しのしにくい消化の良い食べ物になります。

嘔吐した場合の見分け方

ハリネズミが吐き出しているからといって、すぐに病気と決めつけるのはやや尚早です。
というのも、ハリネズミには「アンティング」という独特の行動様式があり、初めて見る人はこれを「食べたものを吐いてしまっている」と勘違いしてしまうことがあります。

「アンティング」というのは、口の中から白い泡状のものを出して、それを自分の体に塗りつけるという行動です。
これは同じモグラ目の動物でも行うものはなく、ハリネズミ独特の行動ということになります。

見分け方は、吐き出しているものを自分の背中や脇腹などにこすりつけるような行動をしていないかということです。
この「アンティング」は初めて食べるものを口にした時に、それを口の中で細かくして唾液と混ぜ合わせて、体に塗りつけていきます。
飼育を開始して間もない時期に初めて見るという飼い主さんも多くいることでしょう。

「アンティング」という行動自体にどういった意味があるのか、ということはよく分かっていません。
一つの習性として行うものなので、見かけたときは邪魔をせずそっとしておいてください。

逆に危険な吐き方としては、吐き出したものが巣箱の中に散らばっていたり、吐瀉物が緑色になっていたりするケースです。
ハリネズミの吐き出しには色々な原因がありますので、ただ吐いたということだけでなく、他の体調を見ながら病気の判断をしましょう。