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ハリネズミ1日あたりの走行距離

ハリネズミの1日の走行距離、1ヶ月の走行距離

野生のハリネズミは、外敵に襲われる可能性のある場所で生息する動物です。
天敵とされているのは鷹やフクロウなどの猛禽類で、他にもジャッカルやハイエナ、ラーテルといった肉食獣から捕食をされてしまう危険があります。

しかしそうした身の危険を感じたときには、ハリネズミの最大の特徴である背中の針をピンと立てて体を丸めるという防御姿勢をとります。
逆に言うと、外敵からの危険に対して「走って逃げる」ということよりも「針を使って防御する」ということで生き残ってきた動物なのです。

そうしたこともあってか、ハリネズミの走行速度はそれほど早いものではありません。
飼育用のハリネズミを使って計測をしてみると、速い個体でも時速約13km程度、遅いものになると時速5~6kmくらいになっています。

普通自転車の走行速度が約12km/hなので、少し早めに自転車をこぐのと同じくらいのスピードです。
これは野生動物としてはかなり遅い方でしょう。

走行速度が遅いということは、当然一日あたりの走行距離も短いということになります。
ハリネズミを飼育する時にはケージを用意しますが、その中にハムスターのような回し車は設置する必要はありません。
もちろん設置をしたらしたで中で走ってくれるハリネズミもいますが、素早く走行するハムスターと比べて、ハリネズミの走り方はかなり見ていて危なっかしいものです。

自宅でハリネズミを飼育している人が、回し車を使ってハリネズミの一日あたりの走行距離を計測してみたところ、多い日でも7km、少ない日では2kmくらいしか走っていなかったそうです。

累計してみると1ヶ月あたりの走行距離は約70kmということですので、かなり狭い範囲の中で生活をしているのだなあ、ということが分かります。

長距離走った次の日の様子

ハリネズミの一日あたりの走行距離にはかなりばらつきがあるのですが、数字をよく見てみると多めに走った日の翌日は極端に移動距離が少なくなるという傾向が伺えます。
つまりたくさん走った直後は疲労が溜まっていて、連続して長距離運動をすることができないのです。

そう考えるとかなりスタミナがない動物なのかもしれません。
もしくは体力的な問題というよりも、走ることがそれほど好きではなく得意でもないので、無理して毎日走らないということも考えられます。

ちなみにこの走行距離は個体によってかなりばらつきがあるようで、たくさん連続して走るハリネズミもいれば、一日ほとんど動かないハリネズミもいます。
一方で、回し車を入れて毎日運動させてあげるようにしたことで、次第に走行距離やスピードが伸びていったケースもあるとのことです。