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ハリネズミが野生で日本にいる?

日本にも見られるようになった野生のハリネズミ問題

ハリネズミはもともとはアフリカ地域に生息する動物でしたが、現在では世界中に野生種がいます。

ただし品種としてはそれぞれ異なっており、大きさや体の特徴も異なっています。
日本において最も多くペット用に流通しているのが「ピグミーハリネズミ」という小型種です。
後ろ足の指が4本になっているので「ヨツユビハリネズミ」とも言われています。

ちなみにこのヨツユビハリネズミは英語名では「Pygmy Hedgehog(ピグミーヘッジホッグ)」です。
このピグミーヘッジホッグは、もとはペット用に品種改良されているもので、アフリカやヨーロッパでの野生種とはサイズが小さめでおとなしい性格をしています。

もともと日本にはハリネズミの野生種はおらず、ペットとしてのハリネズミもこのピグミーハリネズミに限定されていました。
しかし、それとは別に「アムールハリネズミ」という品種が野生で生息しはじめているようです。

ハリネズミが野生化しているというニュースは、ここ数年何度かメディアで取り上げられるようになっており、特に静岡県~神奈川県の各地で目撃情報がありました。
関東地域の他に岩手県、栃木県、長野県、福井県でも少数ながら捕獲例があり、今後もしかしたら全国的に繁殖をしていく可能性があります。

アムールハリネズミは別名「マンシュウハリネズミ」と言われており、本来はアジア地域の野生種で、ペット用として飼育してはいけないことになっています。
生態系を壊す特定外来種としても指定を受けているので、もし野生でハリネズミを見つけてもペットとすることはできません。

もし野生のハリネズミを見つけたら

ハリネズミがエサにしているのは昆虫やその楊柳、クモやトカゲといった小型脊椎動物です。
その他にも植物を食べることから、もし野生での繁殖数が今後増えていくようなことがあると、小動物や鳥類の繁殖を大きく妨げる危険性があります。
静岡県や神奈川県にお住まいの方でもし野生のハリネズミを見つけるようなことがあったら、その情報を最寄りの地方環境事務所に連絡するようにしてください。

ハリネズミは全身に硬い針状毛をもつので、不用意に近づいてしまうとケガをしてしまう可能性があります。
もしモグラやネズミの罠に引っかかるなど捕獲をした場合は、速やかに環境事務所に連絡をしてその後どのようにするか指示を受けましょう。

なぜハリネズミが野生化しているかというと、その原因として考えられるのはペット用に輸入した動物が脱走もしくは無責任な遺棄をしたことです。
その地域の生態系になかった生物が野生化することにより、それまでの生態系が大きく崩れ、環境に著しい悪影響が及ぼされてしまうことになってしまいます。